イカスミのパスタは一番人気なのですが、
地味にご常連様に人気のパスタが2種類。
「フレッシュトマトとバジル」
「白身魚とズッキーニの軽いトマト風味」
これは僕も大好きなパスタで京都のお店では
メニューにあったのですが、よくまかないの時に作っていました。
2つともシンプルですが、毎回食べられる方が多いメニューです。
イカスミのような派手さはないのですが、じわりじわり来るほんわかした味です。
今日もご常連様が食べられました。
冷製パスタの新作ができました。
「桃と生ハムとセルバチコの冷製カッペリーニ」
(ちょっと桃色に)
桃の甘さと生ハムの塩気、セルバチコのしゃきしゃきした食感と
ハーブの鼻に抜ける香。
なかなか美味しいです。
ぜひご賞味下さい。
夜は昼間と違って照明を落とし少し落ち着いた明るさにします。
今はディナーオープンの6時は明るいので、徐々に照明を下げていきます。
それも僕の大切なお仕事の1つです。
お店の料理に対する姿勢の1つとして
それぞれのテーブル席の真ん中に照明が当たるようにスポットライトを取り付けています。
やはり飲食店は料理が中心のお店です。
料理が暗い所で出てきても、何だか色調が単調で美味しさが伝わりません。
素材の持つ色合いを最大限に出すようにスポットライトを当てています。
周りが明るすぎても、夜は落ち着かないので、全体の雰囲気は薄暗く、
料理が出てくるテーブルは明るく。
カウンターは直接ライトが当たっているので、スポットライトはつけていません。
無我夢中で過ごしている日々。
死ぬ気で働こうと思って毎日を過ごしているのですが、
まだまだ覚悟が足りなく、時々怠けてしまいます。
反省する毎日です。
先日変な人が来ました。
こんな事は書かなくてもいいと思ってました。お店のイメージもあり
非日常的な空間を売る飲食店で、あまりに現実的な話をするのは良くないと
思っていたのですが、特に飲食店に携わる人に注意してもらいたく書きます。
ランチタイムの12時ピーク頃に一人で来た方がいました。
パスタセット、定食と食べて、ワインを4杯飲まれていました。
最初からちょっと様子がおかしい人でした。
こちらの落ち度で定食のご飯の中に髪の毛が入ってしまったらしく、
「店長を呼んでこい」
と言われました。
ピークも過ぎて、人も大半帰られた静かな時間です。
今考えれば待っていたかのようなタイミングでした。
僕はただただ謝りました。納得がいかないらしく
「ちょっと人の居ない所へ来い」
と呼び出されました。
そこでも誤る事しかできなく、謝りました。その人は
「誤るなんてどうでもいい。もっと違う形で見せろ」
と言いました。
しかし何を言っているのか分からなく、
「誤る事しか出来ません」
と言いました。
そうしたら
「オレは大阪の有名なイタリアンに食べに行く。
そこでそんな事があったら2,3万包んで出すぞ」
と言いました。
そこで初めて理解できました。
恐喝です。
その人は
「この店を潰すぞ。たったそれだけの金額で店が続けられるんだぞ」
と言いました。
最初は冷静で静かな声で言ってくるのですが、
僕が「お金は出せません」と言い続けるので、
むこうもだんだん声を強めてきました。
にらみ付けて怒鳴ってきます。
僕は目を離しませんでした。
一瞬僕も弱い心が出てきて、
「潰されたくはない、お金を出したほうがいいのか?」
と思いました。
しかし冷静になり言いました。
「自分が正しいと思った事で、もしお店が潰されても悔いはありません」
と。
むこうもいよいよあきらめ、
「店を潰しにくるぞ」
と笑いながら帰りました。
その人からは結局代金をもらわず、帰ってもらいました。
僕は帰り際、髪の毛が入っていた事は丁重に誤りました。
ひょっとしたら故意かもしれません。
けれどそれを疑うことは恐喝している人と同じになってしまいます。
お客様が入っていたと言えば、入っていたのです。
それとお金を出せと言うのは別問題ですが。
その人の計算では良くてお金を巻き上げられる、
悪くても無銭飲食と言うつもりだったと思います。
ワインを4杯飲んで勢いを付けての行動です。
その場で警察を呼んでも、向こうが恐喝はしていない
と言えば警察も何もできません。それまでです。
一応事後報告として警察に行きましたが。
自分達で取る手段として、ボイスレコーダーなりを用意しておいて、
証拠を残すことも手だと思います。
人が真面目に働いて、料理を出しているのに、
恐喝をして、結局無銭飲食をする人が世の中にはいるようです。
ドラマでしか見たことがなかった恐喝を数センチの距離で
聞きました。
大げさですが、僕はその場では死ぬ気で臨んでいました。
命を懸けている人ほど恐いものはありません。
もしお金を払うようなお店があれば、そのお店が例え
大手でもいずれは無くなると思います。
そんな気持ちでやっていても、良いお店が出来る訳ありません。
間違っている事は、例え誰でも間違っているとはっきり言うべきだと思います。
そんな事件が最近ありました。
世の中には色々な人がいます。
そう言う手口には気をつけて下さい。
ちなみにその人はその後来ていません。
来てもこちらは死ぬ気で取り組んでいるので、だいぶ手強いと思います。
話が熱くなりましたので、こんな画像で締めくくります。
今年のバレンタイン。
ハート型のスポンジがうまく出来て
喜んでいます。
とっても、、 楽しそう。。。
ランチタイムとディナータイムの間は自転車で駆け巡っているので、
だんだん日焼けしてきました。
飲食店の人は基本休みも少なく、外に出ることがないので
日焼けしない人が多いです。
遊んで日焼けした訳ではないのでご了承下さい。
最近お勧めワイン
試飲しながら決めました。
最近はどうした訳か新しいメニューが随所に登場しています。
最近評判がいいのは
「軽く炙ったサンマと、ヤキナス、モッツァレラチーズのオーブン焼き」
去年もやっていたのですが、ヤキナスが美味しい季節になったので。
ニョッキが変わりました。
レッドアンデスと言うジャガイモの品種を使って作っています。
モチモチしてしっかり味があります。
作っている風景です。
恐らく土曜日か日曜日に地元静岡の富士宮から食材が2つ届きます。
1つは萬幻豚と言う放牧豚です。
富士山麓の自然の中で放牧されながらストレスを受けずに、最高の飼料で育てられたと言う豚。
鹿児島から豚の専門家を呼んで、産み出したそうです。
自称豚バカと言う生産者もかなり自信があるらしく、イベリコ豚にも負けないと言っています。
そのお店のキャッチフレーズが
「豚バカが本物の豚を創りました」
なにやら美味しそうでしょ。
実際食べましたが、赤味の部分はもちろんおいしいのですが、脂がとにかく甘くておいしいです。
大阪で扱っているのはここだけです。
是非お試し下さい。
とりあえず今週末に2キロ届きます。
もう1つは富士の鶏という、これも富士山麓で育てられた鶏です。
飼育の段階で余計なストレスを与えず、いい空気を吸い、富士山の水を飲みながら育った、
肉質が非常に柔らかい鶏です。
肌や老化防止に言いとされるビタミンEが通常の鶏の17倍だそうです。
ちなみに土井家では小さい頃、養豚もしていました。
恐らく何百匹といました。
夜中子豚が産まれると言うので立ち会った事もあります。
豚の厩舎の中を通行していました。
「土井君の家の近くは豚臭い」と言われた事もあります。
だから豚が大好きです。