前回のブログで富士宮焼きそばを軽い気持ちで売っている、
出店について批判的な文章を書きました。

僕は強い危機感を抱いています。
全国的に有名な富士宮焼きそば。

それを熱意のない人が作り、味のイメージを大きく傷つけていると言う事。
熱意のない人が作った富士宮焼きそばを食べた人は
「なんだ、こんなもんか」
と思ってしまいます。

こんなもんじゃないんです。
麺はモチモチしてとても美味しいんです。
具材はキャベツと豚カスだけでいいんです。
余計な水分はいらないんです。
最後はだし粉をかけないと意味わかんないんです。



ちなみに富士宮焼きそばは豚カスと言うものがポイントで入っているんですが、
この豚カスを考案したのはマンゲン豚でお世話になっているさの萬さんのようです。


小さい頃から当たり前のように食べていた焼きそば。
大学進学で京都に来て焼きそばを食べた時は
「なんだ、このねちょねちょのソースまみれの焼きそばは」
と思いました。

富士宮焼きそばを関西で売り出せばきっと売れる
本気でお店しようかなと考えた時期もありました。
けど大学生なのでやめました。

そうこうしている内にB級グルメブームが起こり、
富士宮焼きそばが全国的に有名になってしまいました。

もうチャンスは逃したなと思いました。


土井家が大好きなお店があります。
駄菓子を売っている昔ながらのお好み焼き屋さんです。

その方にコツを聞いた事がありました。
そうすると帰ってきた答えは

「鉄板。」

こりゃ、勝てねぇと思いました。

何十年も使っている鉄板だからできる味らしいです。

そんな思いのたくさん詰まった富士宮焼きそば。

愛のない人が作って、そのイメージが壊れてしまうのがとてもつらい。



ちょっと真剣にカロローゾでも取り組まないといけないなと
今考えています。


ちなみに、イタリアンですが。


 
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