ニュースタッフ岡田の口癖
「どんなもんじゃい」

まあ、強気な上から的な言葉ですが、
それについて考えました。


岡田がどんな時に言うかと言うと
美味しい料理が出来た、鮮やかな盛り付けが出来た
お客様がきっと驚いてくれる、感動してくれる時に連呼します。

時々僕に「もっと謙虚になれ」と注意されていますが。


これってとても大切な心だと思いました。


お客様を満足させてやろうと言う強い気持ちだからです。
やらされている仕事、やりがいのない仕事、嫌々の仕事の
時には絶対出てこない言葉です。

料理に自信を持ち、主体的に仕事をしている証拠だからです。


僕も美味しいパスタを作った時、いい感じのコースになった時
「どんなもんじゃい」と思います。
「美味しいぞ、食べてみろ」と言う調子に乗った気持ちにもなります。


ただ料理人にとっての「どんなもんじゃい」は以外に簡単だったりします。
対料理に対してのほぼ自己満足で出来ているからです。


これがホールになると難しいと思います。
直で対人になるので。
そのお客様がどんな人が把握してないと中々できません。

けどホールにも必要な心だと思います。
ワインが欲しいとき、サッとリストが目の前にくる。
ソフトドリンクしか飲まない人には、最初からソフトドリンクのメニューページを出す。
完全に名前を把握して名前でお客様を呼ぶ。
左利きの人にはシルバーが逆にセットされる。
などなど、数えればきりがないぐらいの繊細な「どんなもんじゃい」があります。


ホールでこの「どんなもんじゃい」を連発しようと思ったら、
生まれ持ったセンスも大きいと思いますが、それ以上に高い人間性が必要だと思います。

ホールの人間性の高くない「どんなもんじゃい」は
うっとうしくてたまりません。


と色々考えながら中川さとしに話しました。


「どんなもんじゃい」と言う一見調子に乗った心も
今のレストランではとても大切なんだと改めて考えました。

もちろん謙虚さが根底にないと輪を乱すだけになっていきますが。


 
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