省太郎の省。

2008.10.30
11月より1人スタッフが増えます。

周りから「儲かっているな」と言われますが、
決してそんな事はありません。

人が足りないのではなく、理想のお店に近づくために人を増やします。



現状今のままでもギリギリ何とかしているので、
人を増やさなくても何とかなると言えば何とかなります。
それに増やさない方がリスクは小さいので安全です。



実際クレームも頂きますが、今は正直理想のお店の20%程です。
ご常連様は来てくれますが、本当に申し訳ないなといつも思っています。

ご常連様に逆に気を使わせている日々です。

お客様は増えてきましたが、だた営業しているだけで、
実際レストランをしていると言う感覚がありません。
お客様一人一人を見れていません。



オープンした時に思っていた事は、サービス(人間力)で他店と差をつけると言うことでした。
美味しいイタリア料理店は料理主体でサービスまで行き届いていないお店が
多いと感じていました。
そこで勝てると思っていました。

料理は美味しく、価格は手頃なのが基本として
そしてサービスもよく、この価格帯ではないような
ワインについての専門性を広げようと思っていました。

しかし今はワインについての説明も不十分です。
以前はグラスで飲む前に、ちょっとづつ3種類飲んでもらって
その中からお好きな物を選んだりしてもらっていました。



いろんな点で不十分で、たくさん来て下さって営業が終わっても
満足は全くしません。不安だけ残ります。

最後の片付けの時、机を拭きながらそこに座っていたお客様の事を
考えています。
満足してくれたか、料理はお待たせしなかったか、声を掛けられたかなど。

結果時折大声で
「すいませんでした!!」
と言っています。

大前氏はいつも聞いています。
もう発狂には慣れてきたと思います。

毎日反省、反省です。



ちなみに名前が「省太郎」と言う反省の「省」を使います。

小さい頃は「省」がハブクと読むので「はぶたろう」と言われ、
軽くいじめられた事もあります。

名前を説明する時、「反省の省」と言うのが嫌で、
「大蔵省の省です」と言います。

けれど今は「反省の省太郎」です。
がんばります。




 
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