最近人も足りなく、僕の営業中の仕事は、前菜もって、メイン作って、パスタ補助して、
ホールを見回して、と仕事がいろいろあります。
前菜も平日だと多いときは30以上盛るときもあります。
前菜盛る場所はお客様から見えない裏にあります。
透明なお皿に前菜を盛っている時自分でよく心掛けているのは
皿の向こうのお客様の顔です。
人はそれぞれ、違う顔です。
また、性格も違うし、環境も違う、シチュエーションも様々なお客様たちです。
前菜12種類はいつも同じですが、お皿の向こうのお客様はいつも違います。
僕にとって30作るうちの一つですが、お客様にとってはそのお皿がすべてで、
そのお皿がカロローゾになります。
真田丸の中で共感した言葉があって
「敵をひとつの塊の思ってはならぬ、しょせんはひとのあつまりじゃ」
お店に置き換えると
たくさんのお客様をひとつの団体様と思ってはならない
一人一人が違うお客様であること
言ってはいるものの、これが中々難しい心です。
特にピークのドタバタした時にこの心を持ち続けるのは至難の業です。
10年も経つとその余裕か、慣れか、
難しくなってくるときもあります。
初心忘れず
本日開店の心を忘れない
皿の向こうのかおを意識して、料理を作っていきたいて
改めて思いました。
ふざけてません。絶対に。