皿を選ぶ

2011.12.12
今日のお休みは、いつもお世話になっている所で
お皿、グラス、シルバーを選んできました。


最初にお伺いしたのは5年半前です。
行く度に月日が経つのを感じ、オープンする前の気持ちを思い出します。

食器を選ぶとワクワクします。
その気持ちも5年前とは大きく違います。




最初は料理を作っていませんでした。
シェフがいたのですべて料理はまかせていました。

24歳の時自分がシェフになる道は考えていませんでした。

しかし美味しい料理のお店を目指すには、専門のシェフが必要で、
シェフを雇うには自分に一通りの料理の知識がないとなめられる
と思いコックになりました。


ただやはり職人のコックさんはどこかお客様と遠い発想なので、
うまくいきませんでした。
一流の調理技術を持ちつつ、お客様視点で見れる料理人は少ないかもしれません。

シェフが店を離れそのまま店を潰すのが悔しく、
少ない調理経験でしたがせめて残っている食材を使い切るまで
と思い作り出しました。



今でもはっきり覚えているのは、
ニョッキのエビとホタテのクリームソースを作ったランチ。
それも普段はランチでニョッキは使わないのですが、
(今は休日にニョッキがあります)
食材すべて使い切ると思っていたので、やけくそのメニュー。

そのクリームソースが自分の中で美味しいと思ってしまいました。
これはいけるかもと思い調子に乗りました。

それから1人で乗り切る、根性の生活がはじまりました。


借金たくさんのその当時。
店潰したら、僕は30代借金を返すためだけに
なんのやりがいのない、ただお金だけの仕事をしなければならない、
と考え日々乗り切っていました。

頭の中 9割お金、1割理想のお店です
現在は 8割理想のお店、1割テンションあがるまかない、1割お金 です




とにかく月日が経つごとに料理を作るのが楽しくなってきました。
それと同時に食器も料理と同様大切なので楽しくなってきました。

新しいお皿を手にし、少しでも進化できればと思います。
少しでもお客様が楽しんでくれる気持ちを大きく出来ればと思います。

原点忘れず進んで行きます。

あーーー、また野菜の夢見るな。

松崎親子、今日はありがとうございました。















 
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