先日何気にテレビを見ていたら
姫路在住の石野見幸さんと言うジャズボーカリストの
特集がされていました。
余命一ヶ月と宣告され、痛みがある中、
モルヒネを打ちながらステージに立ち、歌を歌っていました。
歌で人を楽しませたいという強い気持ちが
伝わってきて、感動しました。
ガンの話を聞くと母を思い出します。
末期のガンの壮絶さは母を通じて見てきました。
母はスマップが好きで毎年コンサートに行って
いました。ガンになり入院した年も病院に近い会場の
スマップのチケットを購入していました。
夏になり入退院を繰り返していたのですが
何とかスマップのコンサートに行きたいと
言うことで、外出用の点滴に代えながら
コンサートに行く用意をしてました。
アパレルで働いていた事もあって服が好きで
コンサートに着ていく服をあれこれ言っていたのを
覚えています。
しかしコンサートの3日ぐらい前から調子が悪くなり、
当日まで様子を見たのですが結局あきらめました。
見ている方も辛いのですが、本人は色々な葛藤が
あり、痛みもあり想像もできないぐらい辛いと思います。
母はそんな様子を見せずいつものように毎日過ごして
いました。
お葬式にはスマップの「夜空のムコウ」をかけました。
母に「生んでくれてありがとう」と心から言えるような
人生をおくりたいです。